- 判 型
- 四六判
- ページ
- 232ページ
- ISBN
- 978-4-405-10238-5
- 初版発行日
- 2014/01/07
- 定価
- 1,540円(本体1,400円+税)
内容紹介
仕事について一通りの経験と実績を積み、専門的知識もある人でも、リーダーとしてプロジェクトやチームを取りまとめる立場になると、これまでと違う能力が求められます。プロジェクトのプランを描いてメンバーをまとめ、実行し、成果をあげる能力です。
それに必要な能力はカリスマ性でも人望でもなく、また、雄弁さでもありません。たった一つ、PDCAを回せるかどうかです。
PDCAとは「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」のこと。ビジネスマンなら一度は聞いたことがある人も多い、マネジメント手法の一つ。
しかし、実際にきちんとできている人は少なく、計画を立てても途中で頓挫してしまったり、結局いつも通りの結果しか出せない人が多いのです。というのも、一般的にはPDCAとは「P→D→C→Aを循環させるもの」とだけ考えられているからです。
実はこれが落とし穴で、本当に大切な要素が抜け落ちています。だからPDCAをうまく回せないのです。本書では「本当のPDCA」をお教えします。
著者紹介
株式会社日本総合研究所 主席研究員 経営戦略クラスター長。一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 修士課程修了。
1990年、総合商社のニチメン株式会社(現、双日株式会社)に入社。入社3年目にアメリカ・ロサンゼルス支店の生活関連部門のマネージャーとして駐在。赴任当時、円高打撃により日本からの輸出事業が中心であった部門業績は赤字に陥っていた。その経営状態を、限られた時間と、限られた経営資源、そして限られた自分の実力の中で、何とか新たな計画を立て、実行し、改善し、さらに推し進めることを現場で行っていく必要に迫られる。その経験から、日常の仕事の中でPDCAのレベルを上げることに苦心。
事業転換として、価格競争に巻き込まれない機能的な付加価値の求められる製品分野に絞り、収益性を確保。また売上ボリュームを確保するためには、品質マネジメントを強化しながら三国間貿易(新興諸国から米国への貿易)を増やす。また一方、米国企業がもつノウハウ、デザインなどをライセンス化し、知的財産を取引する事業を構築する。このような事業の試行錯誤とPDCAによって1年後には黒字化に転じる。
その後、アメリカ・ニューヨーク本社で、2度目の米国駐在を経て、2001年に株式会社 日本総合研究所に移る。
現在のコンサルティングの仕事では、シンクタンクとして多岐分野に渡る情報収集を行い、顧客の事業計画を立案し、実行に移すにあたって直面する制約条件や、必ず登場する抵抗勢力への対応など、顧客の課題を解決していくパートナーとなる。そのためには、PDCAがプロジェクトを成功に導く重要な要素になっている。
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